転職したい方へ「WEBエンジニア」とは?将来性や年収も

WEB業界に転職しようかなと考えている方で、「WEB業界で働きたいが、WEBエンジニアの仕事内容がイメージできない」「未経験の状態からWEBエンジニアになれるのか不安」と感じていませんか。
WEB業界は比較的未経験者も転職しやすい業界のひとつです。
WEBエンジニアもポテンシャルがあれば、採用されやすい職種といえます。
未経験からWEBエンジニアへの転職を考えている方に向けて、WEBエンジニアの仕事内容ややりがい、必要なスキルなどについて徹底解説します。
仕事内容が分からず不安で一歩踏み出せずにいる方はぜひ参考にしてください。
目次
WEBエンジニアとは?
WEBエンジニアは、WEBサイトやアプリなどのWEBサービスを開発するために必要なシステムを構築するエンジニアのことです。
主な仕事内容は、WEB上で動作するITシステムやアプリケーションの設計、開発、運用、保守になります。
また、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの2種類に大きく分けられます。
WEBエンジニアの年収
厚生労働省によるとWEBエンジニアの平均年収は約557.6万円で、日本の平均年収と比較して高い傾向にあります。
また、スキルアップや経験を積むことで更なる年収アップも可能となっており、実績や能力次第で年収1000万円も目指せる夢のある職種だと言えるでしょう。
そのため、自身のスキルを磨いて市場価値を高めることで、着実に年収を上げられます。
WEBエンジニアの将来性
WEBエンジニアの将来性は非常に明るいです。
経済産業省の調査では、2030年にIT人材が最大で約79万人不足すると予測されており、WEBエンジニアの需要は今後も高まっていくことが予想されます。
また、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が加速する中で、WEBエンジニアはWEBサイトやアプリ開発において重要な役割を担います。
さらに、AI技術の進化に伴って新たなサービスや技術が生まれる可能性も高く、WEBエンジニアの活躍の場はますます広がっていくでしょう。
常に新しい技術を学び続ける意欲があれば、市場価値の高い人材として長く活躍できるといえます。
WEBエンジニアのやりがい
以下が、WEBエンジニアのやりがいと考えられます。
- 成長を実感しやすい
- ユーザーの反応を見やすい
- 自身のセンスやアイディアを活かせる
WEBエンジニアの世界は技術の進歩が早く、常に新しい技術を学ぶ必要があります。
新しい技術を習得し実際の開発に活かすことで、日頃から自身の成長を実感できるでしょう。
WEBサイトやアプリケーションは、アクセス数やユーザーからのフィードバックを通じて、自分の仕事の成果をダイレクトに確認できます。
ユーザーの反応が良いほど達成感も大きくなるはずです。
デザインやUI/UXにこだわったり、最新技術を導入したりすることでオリジナリティあふれるWEBサービスを開発できるのは、WEBエンジニアならではの魅力といえます。
未経験であれば業務欠かせない知識の取得に時間をかける必要はありますが、根気強く学ぶことでやりがいに繋げていけるでしょう。
WEBエンジニアの具体的な仕事内容【職種別に解説】
WEBエンジニアの具体的な仕事内容を職種別にご紹介します。
専門ごとに業務を分類する、「WEBエンジニア」として幅広い業務を任せるかは、企業によって異なるものです。
WEBエンジニアに分類される職種に関しても知っておきましょう。
フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアの仕事内容は、サイトやアプリのUI(ユーザーインターフェース)を構築することです。
JavaScript、HTML、CSSなどの言語を用いてWEBサイトの見た目や動きを作り込み、ユーザーが直接触れる部分を開発します。
また、実際にデザインをWEBブラウザ上で表示できるようにコーディングしたり、JavaScriptを使用して表現を追加したりすることも重要な業務です。
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バックエンドエンジニア
サイトやアプリのサーバーサイドの処理などが、バックエンジニアの仕事内容です。
データベースとの連携やAPIの開発、サーバーの構築・運用など、ユーザーからは見えない部分を支える重要な役割を担います。
また、プログラミング言語(Java、Python、Rubyなど)を用いて、アプリのロジックを実装したり、データベース(MySQL、PostgreSQLなど)を設計・管理したりします。
WEBアプリの安定稼働を支えるため、高い技術力と責任感が求められる仕事だと言えるでしょう。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、WEBサービスを支える基盤となるインフラ(サーバー、ネットワーク、データベースなど)の設計、構築、運用、保守を担当します。
クラウド環境(AWS、Azure、GCPなど)の構築や管理、サーバーの監視、ネットワークのセキュリティ対策などが主な仕事内容です。
WEBサービスが不具合なく稼働するように、24時間365日の監視体制を構築したり、障害発生時には迅速に対応したりする必要があります。
なお、近年ではインフラの構築・運用を自動化するDevOpsの知識も求められるようになってきています。
フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアの仕事内容は、フロントエンドからバックエンドまで、WEBサイトやWEBアプリ開発に関わる全ての領域を担当することです。
JavaScript、HTML、CSSなどのフロントエンド技術はもちろん、Java、Python、Rubyなどのサーバーサイドのプログラミング言語、データベース、インフラに関する知識も必要です。
また、WEBサービスの企画段階から関わり、要件定義、設計、開発、テスト、運用まで一貫して担当することもあります。
幅広い知識と経験が求められるため難易度は高いですが、その分やりがいも大きい仕事です。
WEBエンジニアに必要なスキル
WEBエンジニアに必要なスキルは、以下のとおりです。
- コーディング能力
- コミュニケーションスキル
- 問題解決能力
- サイバーセキュリティに関する知識やスキル
コーディング能力
コーディング能力はWEBエンジニアに必要不可欠なスキルです。
サイトやアプリを開発するためには、HTML、CSS、JavaScriptなどの言語を用いて、実際にコードを書く必要があります。
単に動くコードを書くだけでなく、可読性、保守性、効率性を考慮した質の高いコードを書くことが重要です。
常に新しい技術を学び、実践的なコーディングスキルを向上させることが、成長する上で不可欠だと言えるでしょう。
コミュニケーションスキル
WEBエンジニアにはコミュニケーションスキルも欠かせません。
WEBエンジニアは、プログラマーやデザイナー、インフラエンジニアなど、様々な職種の人と協力してサイトやアプリを開発します。
そのため、自分の考えを分かりやすく伝えたり、相手の主張を丁寧に聞き取ったりするコミュニケーション能力が求められます。
顧客の要望をヒアリングし、潜在的なニーズを引き出す力も重要です。
技術的な知識だけでなくコミュニケーションスキルもしっかりと磨くことで、より良いWEBサービスを提供できるようになるでしょう。
問題解決能力
困難な問題に直面した際でも解決できる力も、WEBエンジニアに必須です。
WEBエンジニアは、サイトやアプリの開発・運用において、様々な問題に直面します。
バグの修正、パフォーマンスの改善、セキュリティ脆弱性の対応など、問題解決能力はWEBエンジニアにとって必要不可欠なスキルです。
そのため、問題の原因を特定し、解決策を論理的に導き出す能力が求められます。
自力で解決できない場合は同僚や先輩に相談したり、インターネットで情報を検索したりすることも大切です。
サイバーセキュリティに関する知識やスキル
サイバーセキュリティについての知識やスキルを持つことはWEBエンジニアにとって重要です。
WEBサイトは常に不正アクセスやサイバー攻撃の脅威にさらされており、セキュリティ対策は不可欠です。
そのため、外部からの攻撃に備えたセキュアコーディングの知識、脆弱性への対策、ペネトレーションテストの実施など、幅広い知識やスキルが求められます。
WEBエンジニアの仕事に役立つ資格
WEBエンジニアの仕事に役立つ資格は、以下のとおりです。
- ITパスポート
- 基本情報処理技術者
WEBエンジニアになるために必須ではありませんが、知識やスキルを証明する上で役立つ資格はあります。
例えば、ITパスポートはITに関する基礎的な知識を証明する国家資格で、プログラミング、ネットワーク、データベースなどの知識を幅広く学べます。
未経験の状態からWEBエンジニアを目指す方にとって、IT業界の登竜門となる資格だといえるでしょう。
また、基本情報処理技術者は、ITエンジニアとして必要な基本的な知識・技能を証明する国家資格です。
プログラミング、データベース、ネットワークなどの知識に加え、システム開発やプロジェクトマネジメントに関する知識も習得できます。
ITパスポートよりも難易度が高く、より専門的な知識が問われるため、基礎力を高めたい方におすすめの資格だと言えるでしょう。
WEBエンジニアはどんな人が向いている?
以下が、WEBエンジニアに向いている人です。
- 自主的に学習ができる人
- チームで働くことが好きな人
- 継続力がある人
未経験でもなれるものの、WEBエンジニアという仕事には、向き不向きがあります。
事前にご自身がWEBエンジニアに向いているかどうかを事前に確認することは非常に大切です。
自主的に学習ができる人
常に新しい技術や情報をキャッチアップし、自主的に学習する意欲のある人が向いています。
WEBエンジニアの世界は技術の進歩が非常に速く、新しいプログラミング言語やフレームワーク、ツールなどが次々と登場しており、自ら学び続ける姿勢が大切です。
新しい情報をキャッチできないと、求められるシステムの構築に支障が出かねません。
実際にWEBエンジニアになった際には、オンラインの学習サイトや書籍、勉強会などを活用して、常にスキルアップを目指しましょう。
チームで働くことが好きな人
WEBエンジニアは、個人作業よりもチームで仕事をしたい人に向いています。
WEBエンジニアは、多くの場合においてチームでWEBサイトやWEBアプリケーションを開発します。
プログラマー、デザイナー、マーケターなど様々な職種の人と連携し、1つの目標に向かって協力することで、質の高いWEBサービスを提供しているのです。
また、複数のエンジニア職が在籍する企業であれば、連携を取った対応・開発が求められます。
チームワークを重視し、他者と協力しながら仕事を進めるのが好きな人はWEBエンジニアとして大いに活躍できるでしょう。
継続力がある人
継続力がある人も、WEBエンジニアに向いています。
WEBエンジニアの仕事は、地道な作業の積み重ねです。
プログラミングは、細かいミスやエラーとの戦いでもあり、実際に一つのバグを修正するために何時間もコードを読み解くこともあります。
また、新しい技術を習得するためには、コツコツと学習を続ける必要があります。
そのため、すぐに結果が出なくても諦めずに努力を続けられる人はWEBエンジニアとして大きく成長できると言えるでしょう。
WEBエンジニアでおすすめの企業
WEBエンジニアでおすすめの企業は、以下の3つです。
- 株式会社ナハト
- 株式会社フジワーク
- 株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社ナハト
WEBエンジニアを目指す方にとって、株式会社ナハトは魅力的な選択肢の1つです。
株式会社ナハトは、クライアントの利益に繋がる広告を目指す“Profitable Marketing”を掲げる広告代理店です。
広告の効果検証や改善策の検討など、綿密なデータ分析を通じて、常に最適な広告戦略を探求しています。
WEBエンジニアの中途採用も行っており、実務経験なしでも応募可能です。
エンジニア職では、「会社利益の最大化のため、数値活用に向けた土台を作る」を目指し、既存システムの保守・運用や新規アプリの開発を行います。
要件定義から開発まで携われ、自身の考えを形にできる点でおおきなやりがいになるはずです。
将来的に高い技術力をつけたい方にとっては、ナハトの環境は魅力といえるでしょう。
株式会社SERAKU
未経験からWEBエンジニアに転職を目指す方におすすめの企業のひとつが、株式会社セラク。
セラクは、IoT、インフラ、アプリ、Webなど幅広いITソリューションを提供しており、2024年8月期の連結売上高は222億円と順調に成長を続けている企業です。
IT未経験者の入社割合が約80%と高く、未経験からでも挑戦しやすい環境を整えています。
入社後は約1.5ヶ月間の研修があり、ITの基礎からしっかりと学ぶことができるほか、資格取得支援も充実しており、スキルアップを目指せる体制が整っています。
本社は東京都新宿区にありますが全国に拠点を持ち、勤務地は配属プロジェクトにより柔軟に対応可能です。
このように、研修制度・成長環境・採用姿勢の三拍子が揃ったセラクは、未経験からWEBエンジニアを目指す方にとって非常に心強い企業と言えるでしょう。
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験でWEBエンジニアを目指す方の選択肢として、株式会社オープンアップITエンジニアもあります。
株式会社オープンアップITエンジニアの事業は、IT関連の業務請負とエンジニアの派遣です。
「未経験からエンジニアへ」というコンセプトを掲げており、毎年1,000人以上の未経験ITエンジニアを採用・育成している実績があります。
充実した研修制度が特徴で、ITの基礎知識からプログラミング、ネットワーク、データベースまで、幅広いスキルを習得可能。
資格取得支援制度も充実しており、CCNAやLPICなどのベンダー資格取得も目指せます。
研修後にはAIやデジタル化推進に必要なITインフラの設計・構築・保守運用など、様々なプロジェクトに参画が可能です。
オープンアップITエンジニアは研修期間中も給与が支給されるため、経済的な不安を感じることなくスキルアップに専念できるでしょう。